So-net無料ブログ作成
検索選択
前の5件 | -

船体と上部構造物の塗装(1) [1/700定遠]

危うく今月は更新なしになるところでした…。
ちょこちょこ進めてはいるのですが、記事としてまとめられるほどキリのいいところまで進んでいません。

船体は木甲板部をマスキング。上部構造物もマスキングして塗り分けていきます。
塗装は詳細がわからないのでキットの塗装図を参考にして塗り分けていきました。
DSCN0041.jpg
DSCN0067.jpg

操舵輪はエッッチングパーツです。これがなかなか小さくて手強かったです。
DSCN0050.jpg

6つのパーツで構成されています。
DSCN0051.jpg

大きさはこんな感じ。
DSCN0048.jpg


そのほか、艦橋。
DSCN0056.jpg

フライングデッキほか。
真鍮製のエッチング手すりは柔らかくて難儀しました。
DSCN0062.jpg

艦載艇。
DSCN0065.jpg

来月はもう少し更新できるようにするつもりです。

艦載艇の工作(1) [1/700定遠]

今月はなにかと忙しく「定遠」はあまり進んでいません。

ここでおもむろに艦載艇に着手します。水雷艇と内火艇を作ります。
水雷艇は手摺、通風筒、舷灯、アンカーを追加してディティールアップします。右舷にオフセットしている煙突は0.5mmプラ丸棒で作り直しました。
DSCN0029.jpg

塗装はキットの指示通り全体を軍艦色で塗装しました。
ものさしで測ってみると全長は20m程と小型です。艦載用ではない当時の水雷艇は30〜40mくらいです。内火艇は喫水線下を赤で塗装しました。
DSCN0037.jpg

大きさ1mmほどのエッチングのスクリューがあるので取り付けました。ちゃんと保管しておかないと完成までにどこかにいってしまいそう…。
DSCN0033.jpg

木甲板の塗装 [1/700定遠]

ついさっき「ホットケーキミックスで作るチョコスコーン」ってのをレシピ見ながら作ったんですけど、初めてにもかかわらずこれがまた会心の出来で、外はサックリ中はふんわりで美味しかったです。でもこれ絶対太るやつだ!って思いながら食べてました。
DSC_3226.jpg


「定遠」は木甲板の塗装に入ります。
「氷川丸」の時は、ちまちまと時間をかけてマスキングテープを貼って、何度もエアブラシ吹いて仕上げましたが、今回は「八島」の時と同じく簡単仕上げでいきます。
まずH-85セールカラーを全面に吹き、XF-60ダークイエロー、XF-19スカイグレイ、H-66サンディブラウンを、木甲板の板目に沿って面相筆で描き込んでいきます。描き込む色は下地が透けるくらいの濃度までシンナーで薄めています。全体のバランスを見ながら描き足していきます。
上記の色は一例ですが、多少メリハリがあったほうがいいと思います。
DSCN0015.jpg

最後に「氷川丸」の時と同じく、少量のXF-9ハルレッド、X-8レモンイエロー、H-20つや消しクリアーを混ぜてアクリルシンナーでじゃぶじゃぶに薄めたものを全面に吹き、色調と光沢を整えました。
少し吹きすぎて全体の階調があまりなくなってしまいました…。吹いた直後より乾燥後の方が色が濃くなりますので、薄く吹いて乾燥させ、時間をかけて様子を見ながら重ね吹きしていったほうが良いと思います。
DSCN0018.jpg

甲板上に丸いモールドがあってこれがなんなのかわからないのですが、配置から見ておそらく缶室及び機関室の明り採り、または換気用の穴ではないかと思います。とりあえず軍艦色で塗装しておきました。
戦艦「三笠」の甲板上にもそれと思しきマンホール(ハンドホール?)がありましたけど、これはガンルームの直上にあることが多かったように思います。明り取り専用だと分厚いガラスがはめ込まれています。
DSC02373.jpg
DSC02425.jpg
DSC02350.jpg

船体と兵装の工作(1) [1/700定遠]

アヘン戦争、アロー戦争に敗北を喫した清は旧態依然とした自国軍備を痛感し、ヨーロッパの近代兵器を導入する洋務運動を推進します。4つの艦隊からなる近代海軍を創設。そのうち旅順を母港とする北洋艦隊(北洋水師)には「定遠」「鎮遠」を配備します。
これは当時の日本にとって、大きな脅威になりました。「定遠」は就役以来、3度にわたり日本に来航しますが、これが日本にどのような影響を与えたのかは、浅井佐智子「清国北洋艦隊来航とその影響」[愛知淑徳大学大学院 現代社会研究科研究報告 第4号(2009年6月)]に詳しく述べられています。


「定遠」を購入してから制作の資料になるものはないかといろいろ探していたのですが、なかなかこれだというものを見つけることができませんでした。よって、あまり細かいところにこだわらず作っていこうと思います。

船体と甲板を接着した後、艦首艦尾のアンカー置き場にできた隙間をパテや伸ばしランナーを使って埋めました。
DSCN5333.jpg
DSCN5332.jpg

アンカーチェーンを通すため、ピンバイス、針ヤスリを使ってホースパイプを開口します。開口した後に少量の流し込み接着剤を含ませた刷毛で撫でるとバリが溶けてきれいになります。ホースパイプのふたは後で作り直します。
DSCN5348.jpg

艦尾の接着箇所もパテでならして、薄くサーフェイサーを吹いて平滑になっていることを確認します。
DSCN5337.jpg
DSCN5351.jpg

砲塔はパーティングラインを削って、砲身をカット。真鍮挽物砲身を通す穴を開口します。
後部の扉のモールドも一緒に削って、プラペーパーで作り直します。
DSCN5353.jpg
DSCN5341.jpg

甲鉄艦「定遠」を作る! [1/700定遠]

清国海軍の甲鉄艦「定遠」を作ります。
日清戦争(甲午戦争)以前の東アジアにおいて最強の軍艦で、清国海軍北洋艦隊の旗艦を務めました。

ChineseTing-yuen.jpg
画像出典:定遠(戦艦)-Wikipedia

キットは「S-モデル」という中国の山東省青島(アオシマではない)にあるメーカーです。購入は2012年2月。5年近く放置してました…。現在では入手困難です。おそらく再販もないでしょう。
スケールは1/700。他に1/350スケールのキットがブロンコモデルから出ていたと思います。
DSCN5311.jpg

中を確認します。キットはは丁寧にエアキャップに包まれています。
DSCN5313.jpg

ランナーは3枚。非常に精緻なモールドで、自国の艦に対するメーカーの情熱を感じます。
DSCN5315.jpg

さらにエッチングパーツ2枚に真鍮挽物砲身とデカールが付属しています。
DSCN5318.jpg

特筆すべきはその価格です。これだけ入って実売価格1,680円!! 日本のメーカーでは無理な価格設定でしょう。たぶん今の中国でももう無理かもしれません。

キットが繊細すぎて、さっそくマストのパーツをポッキリ折ってしまいました…。
DSCN5320.jpg

仮組みしてみます。
左右両舷にオフセット配置された特異な主砲レイアウトが目を引きます。「定遠」はドイツのフルカン造船所で建造され、1883年に竣工、1885年に就役しました。ドイツの「ザクセン級」装甲艦 (SMS Sachsen(1877)) をベースにしたとされていますが、むしろ当時のイギリスで建造された「インフレキシブル (HMS Inflexible (1876))」「エイジャックス (HMS Ajax (1880))」「コロッサス (HMS Colossus (1882))」などのイギリス艦のデザインに強い影響を受けているように感じられます。
DSCN5321.jpg

日本の「富士型」戦艦「八島」と比較してみます。「八島」の全長は122.6m。対して「定遠」
は94.5m。太平洋戦争時の日本の駆逐艦よりずっと小さいです。例えば「陽炎型」駆逐艦の全長は118.5m。
乾舷は「八島」よりずっと低く、洋行性能はあまり高くなさそうです。設計思想が「富士型」戦艦(とそのベースになった「ロイヤル・サブリン級」)とまったく異なります。
DSCN5324.jpg

パーツの合いは良好です。箱組みもほぼストレスなく組み立てできます。
画像では分かりにくいですが、甲板には艦の中心線から舷側に向かって下り勾配(キャンバー)が付いています。模型では無視されがちな部分がきちんと再現されています。
DSCN5326.jpg

台座に固定するためのナットを仕込みます。乾舷が低く狭いのでM3の四角ナット(厚さ1.5mm)にしました。
DSCN5329.jpg


なお「定遠」の艦種については「戦艦 (Battleship)」と呼称する資料もありますし、「Ironclad」を表す「甲鉄艦」「鉄甲艦」「装甲艦」など様々ですが、本稿では「甲鉄艦」で統一することとします。
前の5件 | -
メッセージを送る